角栄団地診療所だより
健康食品について
今、テレビや雑誌では健康法、とくに食事に関する情報があふれています。 「ココアが良い」「いくらが効く」「ナスが体にいい」「大豆が重要」など、目まぐるしくて覚えきれません。
サプリメントも多種多様に出回り、コンビニでも簡単に購入できる時代です。 「一体何が本当に良いのか?」と、医者である私も迷うほどです。
もともと漢方薬に使われる成分の多くは、私たちが日常的に食べているものでもあります。 カレーなどの香辛料にも、漢方薬と似た効能を持つものが含まれています。
和食・中華・インド料理・東南アジア料理などは、欧米のステーキやコース料理と比べて 野菜が豊富で、健康によい要素が多いと言えるでしょう。 ただし和食は塩分が多くなりがちなので注意が必要です。
「これだけ食べればOK」と決め打ちするのではなく、 いろいろな食材をバランスよく食べることが大切です。 外食が多い方も、なるべく同じものばかり食べずにバリエーションをつけましょう。
そして忘れずに、野菜をたっぷり摂って、よく噛んでゆっくり食べること。 これが健康への基本です。
